第15章 照島遊児 奪いたい
「ん‥もう俺のもんだから‥気にしてない」
ニヤリと笑う照島君が着ていた服を脱ぎ捨てる
ギュッと抱きしめられたままゆるゆると動き出す
直に触れ合う素肌
筋肉質な照島君の身体を肌で感じてドキドキする
近付く顔が優しく微笑んで
ドキドキしすぎて心臓がおかしくなっちゃいそう
さらりとかかる金髪の髪
揺れるたびに頬に触れて少しくすぐったい
『わたしも‥髪と‥ピアスっ‥照島君とおなじに‥したいっ‥』
息を切らしながら伝えると
優しく頭を撫でられる
「そんな可愛い事ばっか言ってっと知らねーぞ‥」
いつもバレーボールを楽しそうに操る長い指が私の髪に絡められる
「染めなくても綺麗な色してるから‥俺はこのままがいい‥」
でも‥と言いながら
私の乱れた髪をそっと耳にかけて
キスをされる
「ピアスは‥すっげぇ嬉しいかも‥俺があけていい?」
『んっ‥うんっ‥』
浅くゆるゆると動かされていた腰が
深く
早くなってきて
どうしようなく気持ちがよくって
私のナカが照島君のモノを締め付ける
押し寄せる快楽に眉を寄せて耐える
『っ‥だめっ‥また‥きちゃうからっ‥!』
「っ‥その顔‥すっげぇ可愛い‥」
『ゃっ‥おくっ‥そんなしたらだめっ‥!』
「可愛い‥」
また照島君の顔が近付いてきて
ねっとりと舌を絡ませ合う
『はっ‥んむっ‥そこっ‥だめ‥!』
「ん‥可愛い‥」
『ねっ‥ねぇ‥っ‥てるしまくんっ‥』
私の身体はとっくに限界を超えていて
何度も絶頂を迎えた身体がまた
ふるりと震える
「ぜんぶ可愛い‥」
コートの中で無邪気に走り回る彼の姿からは想像できないほど
優しくて熱を孕んだ表情に身体が一気に熱をもつ
『ね‥照島君‥っ‥もう‥おかしくなっちゃう‥っ‥』
キスの合間になんとか言葉を紡ぐと
またその言葉ごとのみこむような激しいキスが降ってくる
「ん‥っ‥おかしくなれって言っただろ‥花澄がやっと俺のもんになったって‥実感させて‥」
そう言うとニヤリと笑って腰の律動が早められる
『ゃっ‥ぁっ‥!そんな‥っ‥早くしたら‥もうっ‥』
「ん‥っ‥俺もやべぇ‥っ」