第4章 嵐再び
「海アルカ!?」
「素敵ね」
神楽ちゃんと妙ちゃんは先生の言葉に目を輝かせた
「まぁ待て。言っとくが貸し切りじゃねーからあんま暴れんじゃねーぞ」
「Z組は無理でしょ…」
銀八先生の言葉に新八君がツッコむ
海…。
実は私は昔から海がすっごく苦手なのだ。
まず泳げない…小学生の頃、学校のプールの授業で溺れかけたトラウマがあって、それ以降の水泳の授業はほとんど見学していた覚えがある。
そんなプールでさえ入るのがやっとな私がもっと深く広い海なんて…入れるのだろうか。
放課後
「海かぁ…てことは水着がいるわね」
さっちゃんの言葉に妙ちゃんがそうだわ!と言った
「今からみんなで水着買いに行かない?」
えっ!
「そうね。そのほうが被ったりとかもしないしいいんじゃないかしら」
妙ちゃんの意見に珍しく賛同するさっちゃん
この流れは…決まりだな。