• テキストサイズ

Plas + tic 設定集[MHA]

第10章 ギルド鷹の目のルーキー冒険者 爆豪視点


爆豪は幼い頃から聡かった。簡単に言えば聖女様と聖騎士団長の秘めた恋を発見したり、聖女様の旦那様が堂々と浮気してる証拠を発見したり、と。聡かったからこそ、大好きな夢主がそのことを知らないようずっと守り続けていた。

しかし、あるとき聖女様が毒殺され、その証拠を掴んだ爆豪は聖女の旦那から追われる立場になってしまった。そのため聖騎士団長を助けに行くことも出来ず、彼の処刑の日に崩れ落ちて泣いていると一人の人物が手を差し伸べた。

聡かった彼は一瞬で理解した。冒険者のようななりをしているものの、どこからどう見ても聖騎士団長だと。そう、表面上は処刑されたものの、実は冒険者として第二の人生を歩きだしていた。なので爆豪も同じように死んだことに見せかけて追ってから逃れ冒険者になることにした。

そうしていくつもの月日が流れ、幼馴染の緑谷から「焦凍王子と夢主が許嫁になった」と聞かされたその日、かつての友人の王子を斬り殺しに行こうと思った。
しかし彼は気づいたのである。夢主の父親、聖女の旦那様は愛人の子を溺愛していると。それは夢主が持っている全ての特権を与えたいと思うほどに。そして、愛人の子も愛されて育ったが故に世間知らずで純粋無垢だ、と。
爆豪は軽く夢主の父親を煽ることで、愛人の子を聖女にでっち上げるよう動かした。
その結果、大好きだった彼女と憎い恋敵は破談となるどころか、逢いたかった最愛の彼女が自分の元へとやってきたではないか。
しかし、馬鹿だと思っていた愛人の子も聡かったことを知った。愛人の子は、馬鹿な振りをして、男に溺れる振りをして夢主を元の聖女の立ち位置に戻そうと試行錯誤を繰り広げていたのだった。
夢主が聖女になれば爆豪との未来は無くなる。

なので、ホークスや爆豪がやったように表面上殺し、彼女と妹の縁を断ち切ったのだった。
/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp