• テキストサイズ

リアル無人島サバイバル「ぼんおら」

第3章 リアル無人島サバイバル「ぼんおら」3


「ぼんさん、こっちから音がしませんでしたか?」
「え、音? やめてよ〜、おらふくん」
「でもだって、音しますよ?」
 なんておらふくんが言っていると、茂みからガサガサと音がし、次の瞬間白い何かが飛び出した。
「うわぁ?!」
 手前にいたおらふくんが驚いてよろけ、ぼんさんに倒れかかった。
「ちょ、おらふくん?!」
 案の定慌てたぼんさんはおらふくんを支えながら、さっきのは何?! と辺りを見渡した。
「ヒィヒィ〜ン!」
 白い何かはそう鳴いてまた茂みへ姿を消した。
「え、さっきの……」
「馬だよね……?」
 ドローンで様子を見ていたおんりーも知らないことだった。聞くとMENも知らないらしい。となると、さっきの白馬はドズルさんが仕掛けたものだろうと伺えたが、どうして無人島に連れてきたのか、さっぱり検討がつかない。
 二人の会話はまだ続いていた。
「あの馬、捕まえましょうよ!」
 好奇心旺盛で動物好きなおらふくんが、ぼんさんの返事も待たずに走り出した。すぐにMENのドローンがおらふくんを追い掛けた。
「ちょっと、おらふくん、待って待って!」
 ぼんさんも慌てておらふくんを追って走り出した。おんりーはその後ろを、気づかれないようにこっそりとドローンを飛ばした……。
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp