第28章 クワッス
「どうしたの?ゾロア」
ゾロアは震えている
「大丈夫だよ?私はあなたに酷いことするつもりはないよ?」
はゾロアの頭に手を置いた
「もしかして‥私のクワッスになって私を騙したこと怒られるって思ってる?」
ゾロアの目からは涙が
「怒ってないよ?」
はそう言って微笑んだ
するとの鍵が光った
(鍵が‥‥)
『ごめんなさい‥本当に‥ごめんなさい‥』
(ゾロア‥‥)
はゾロアを優しく抱きしめた
「ねぇゾロア‥涙我慢しなくてもいいよ?」
ゾロアは頷き今まで我慢していた涙が溢れた
『ここにいる僕達は‥泣くことも許されないんだ‥泣いても拷問される日々で泣くことも皆‥我慢してるんだ‥』