【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
仁美に許しを貰えば、もう抑える気持ちも何処かに飛んでいった。
「あっ…ぅっ……。」
ギシギシとベットが軋んで、黒尾の動きに合わせて、仁美から声が漏れた。
「…仁美…。」
仁美の苦しそうな声を聞いても、腰の動きを止める事が出来なくて誤魔化す様に仁美にキスを繰り返す。
「っ…すげぇ気持ちいい…何これ…。」
黒尾の声が吐息と一緒に漏れて、仁美は瞑っていた目を開けた。
仁美の中に入りながら、気持ちよさそうに顔を歪める黒尾を見て、痛みなんて吹っ飛びそうだ。
そこに、今まで見てきた黒尾はいなくて。
自分だけの黒尾の顔がある。
嬉しさと高揚の気持ちから涙が流れた。
「仁美、痛い?ごめんね……。」
「違う…違うから…。」
止めようとしないで、そのまま抱いて欲しい。
「…仁美…すぐにイキそうだから…。」
宥める様に黒尾が頭を撫でるので、その感触にまた目を瞑った。