第11章 翔陽戦
赤木に言われ、花道は8番の高野(193センチ)をマークした。
花(でけぇ…クソーッ)
「花道も自分より大きい相手なんてそんなに見てきてないから…」
彩「赤木先輩以外、みんな自分より大きい相手なんですね。リョータなんか翔陽の1番小柄な選手と比べても、10センチ以上も身長差が…」
木「あぁ…うちがこれほど高さのそろったチームと対戦するのは初めてだ…」
そして翔陽の9番の伊藤が軽々と宮城の頭上を通るパスを出した。
宮「あっ…」
彩「簡単に上を…」
「っ…」
(予想はしてたけど…みんなだいぶ…)
そしてそのパスを赤木の前で、花形が受け取った。
赤木がガードしようとしたが出来なかったのだ。
三「赤木…!」
宮「ダンナ…!」
花形はシュートを決める体勢となった。
赤(ここで花形を叩けば一気にノれる…)
花形は跳んでシュートを放った。
花「ゴリ!」
赤木も花形のシュートを止めるべく跳んだ。
赤「くらえ!花形!」
しかし花形はそのまま跳ばずに、少し後ろに跳んでシュートを放った。
赤「あっ…」
「あっ…フェイダウェイジャンプショット!!ゴリ先輩!私が教えたことを思い出して!」
ビビーッ
しかしのアドバイスも虚しく、初めての点が翔陽に入ってしまった。
それとともにまた歓声があがり、花形コールが始まった。
(これでますます、流れを持っていかれる…)
「ん??花道…?」
花道は花形の前に歩いていくと
花「おのれ、このメガネ」
こう言い放った。
湘北ベンチ「「あぁっ!!」」
木「桜木…」
花「てめぇもいずれ、俺が倒す」
「彩子さん、どうしよう…」
彩「まずいわね…流れが…」
「そうじゃないです!」
彩「な、なによ!?」
「花道が…かっこよすぎて…もう見てらんないですー!!」
はそう言うと顔を赤くし目をハートにして、キャー!!と顔を手で隠したり花道をチラリとみたり1人で忙しそうであった。
彩「全く…」