第10章 発見
『はぁ……そういうことか。
ごめんね美和子ちゃん。教えてくれてありがと』
「美緒先輩……松田くんはヒントを聞いて
爆弾の在り処がわかったらすぐこちらに連絡するって言ってました……。
だから…その……なんていうか……」
美和子ちゃんの言いたい事はわかってる。
きっと松田くんは、自分を犠牲にするつもりだってこと。
『…美和子ちゃん、大丈夫だよ。
松田くんは私にとっても大事な友人なの。
絶対、死なせたりしないから……じゃあ、切るね。』
全く……
コナン君まで一緒に犠牲にするつもりなのか松田くんは…
美和子ちゃんとの電話を切った後、
私は再度松田くんに電話かけた。
なんだか無視されているようで
全然電話に出てくれなかったけど……出てくれるまで何回も掛け直した。