第1章 出会
『私のこと心配してくれたことには礼を言います。
でも正直に言わせもらいますが…
まずそこの金髪!
初対面でいきなりバカはないんじゃない?
自分が言われたら嫌なことは言うなって
小学校で教わらなかったの?ねえ、そうなの?
あとそこの天然パーマ!
あんたの言葉からは
とても心配してるようには感じない。全くね。
もう一度幼稚園から言葉遣い習い直してこい!
それとそこのモテ男と優男!
この金髪と天パの友達なら、
だめなことはだめってもっとはっきり言え!
最後に伊達班長!!!!
あなたがこんな曲者だらけの班を纏めてることには
すごーーーーーく同情しますが、
もっとちゃんと教育しといてください!!
これ以上、私と同じような気持ちをする人を出さないためにもね!』
5人に対して1人ずつ文句を言い終わった私は
最後にみんなのことをキッ、と睨みながら見渡した。
『いい!?次に私のこと馬鹿にしてきたら
一発ずつぶん殴ってやるからね!
それと……
バカっていう方がバカなんだよ!!
ばーーーーーーか!!』