第3章 訓練
ケフカ様の指示で眠るティナの側に座っていた。
あの輪を装着していないと魔力調整が成っていないらしく、溢れる魔力で研究所により管に入らずとも魔力の充填が出来るという訳だ。
ケフカ様は理不尽なようで論理的な一面がある、……趣味趣向以外に限られはするが。
研究所が破壊された今やほぼほぼケフカ様とティナ付きの私兵じみた扱いになるだろう。
……悲しかった、私が必要とされる理由はそのままケフカ様の不幸になっている。私なんていなければ、両膝を引き寄せて抱え込む。
結局ケフカ様にとっては私は"無意味な存在"なんだろう。