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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第3章 降谷家


部下全員を帰宅させ、たまった仕事を片付けたころにはあたりは暗くなり、予定していたビーフシチューは次回ということになり、外でご飯をすませてきた。

「はぁーっ。疲れた~。でもあのレストランおいしかったね!」

「あぁ。機嫌が直ったみたいでよかったよ。」

あれだけ話さないと断言していたけど、結局は降谷くんのペースに乗せられて普通に話してしまっている。

「今日のことはまだ許してないんだからねっ!!」

「悪ったよ。陽菜不足で気が狂いそうだったんだ。」

降谷くんは俗に言うイケメンで凄く綺麗な顔立ちをしている上に無駄に色気まである。こんなことを言いながら、真剣に私を見つめる顔に思わずドキドキしてしまう。

「うぅ~っ。私の負け!降谷くんかっこよすぎるよぅ。そんな顔で見つめられたら何も言えないじゃん!」

ちなみに降谷くんは潜入捜査中だから、基本は安室透名義で借りている家に住んでいる。
色々立て込んでいたものが落ち着いたらしく今日は降谷零名義のマンション、つまり私たちの家に帰ってきたのだ。

「やっとここに帰ってこれた。」

シュルシュル。ネクタイを外してる仕草さえも絵になる。

「ほんと降谷くんがここに居るの久しぶりすぎて、なんだか照れちゃうね。」

「陽菜、いつも一人にしてごめんな。」

切ない顔をしながら、照れてる私に軽くキスをしてくる。

「仕方ないよ。降谷くんは潜入中だからね。それに私は降谷くんのお嫁さんになれただけで、もう最高に幸せだから。」

可愛い陽菜からの言葉に俺の胸はキュンと締め付けられる。こいつは無意識なのか。それともわざと言っているのか。どちらにせよ俺の我慢は最高潮に達していた。

「降谷くん?どーしたの?疲れた?」

「陽菜っ!!」

「えっ!!ちょっ…降谷くん?!」

黙り込んでしまった降谷くんを心配していたら、なぜかソファーに押し倒されていた。

「陽菜、もう我慢できない。」

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