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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第2章 旦那様は公安


あの麻薬密売組織制圧から3週間がたとうとしていた。

「おはようございます。陽菜さん。」
ゲッソリとした顔をした眼鏡のスーツをきた男の人が挨拶をする。

「あ!おはようございます。風見さん。なんか凄くやつれてるようですが、最後に寝たのいつですか?」

「記憶が正しければ一昨日かと。。。」

眼鏡を触りながら答えた風見さんは隈ができすぎていた。
降谷くんと私にこき使われている彼は大変気の毒だと思う。

私の名前は広瀬陽菜。警察庁警備局警備企画課、通称‘’ゼロ‘’に所属している警察官である。公安警察の中でも警備企画課は主に潜入捜査を中心としていて、私は裏では潜入捜査官の管理をしながら、黒の組織の情報を集めるべく表向きは捜査一課に所属ということにしている。

立て続けに起こる事件の対応に追われ3日ぶりに公安に顔を出すことができた。久しぶりに来た職場を見渡せば風見さん以外のメンバーも皆心做しかやつれている様な気がする。

「陽菜さんだ~。俺たちの癒しがやっときてくれた~。」

「皆さんお疲れ様です。すみません、一課の対応に追われて出勤が遅くなってしまいました。たまっている仕事こっちにも回してください!」

半泣き状態のメンバーを慰めていると後ろからただならぬ殺気を感じ身震いする私とメンバー達。

「お前ら仕事も終わってないのによく陽菜に話しかけれたな。」

機嫌が悪いこの人は私の旦那様、降谷零である。彼も同じく‘’ゼロ‘’に所属する警察官で、今は黒の組織を探るべく組織に潜入中である。
コードネームは‘’バーボン‘’降谷んには内緒だけど、中々イケてるコードネームで私は気に入ってる。

普段は安室透という偽名を使い探偵業をやりつつ、組織の情報収集を行っている。
潜入捜査に探偵業に公安の仕事と忙しい降谷くんは、お家に帰ってくることが少ないので妻としては少し寂しかったりもする。

え?!私たちの出会いや結婚に至った話がききたい?
それはまぁ、おいおい話していこうと思うので気長にお付き合い頂けたら幸いでございます。

「ほーら、降谷くん!皆が脅えてるからその殺気しまって。」

「「「(陽菜さん!!やっぱり天使!!)」」」

皆からの熱い視線がひしひしとつたわってくる。皆疲れすぎておかしくなってる???


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