第21章 欲情
「…そこまでしなくていい。」
私は首を振って降谷さんに手を伸ばした。
「…まだ……薬残ってて…足りないです……」
「…なら仕方ない。」
そう、仕方ない。
だからもっと…もっと欲しい。
薬を言い訳に、私は降谷さんからのキスを受け入れて、応えた。
「口が切れてる…。」
降谷さんは私の下唇をペロリと傷を舐めた。
さっき、薬に耐える時に自分で噛んだ場所だ。
「指も…。」
私の手を握り、噛みついた場所にキスを落としていく。
「…よく耐えた。めぐみ。店で男に捕まらなくてよかった。」
「…薬を飲んでしまった私の失態です。」
「いや、任務には成功したんだ。」
指の傷を撫でながら、言われたその言葉に少し心が軽くなった。
「まだ足りないんだろう?」
脚を掴み、内ももにキスを落としていく降谷さん。
「あと何回イッたら落ち着くんだろうな、その薬は。」
ニヤッと笑って、再び疼く私のソコに指をそわしていく。
上司の知らない顔に私はドキドキしながら、首を振った。
「わかりません…。でも、足りない…もっと欲しいです……」
きっと薬なんて、とうに効力は切れてる。
降谷さんは…それを知ってるんだろうか…。
私は気づかないふりをして、降谷さんの首に手を回した。