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不二周助とツンデレ少女

第2章 出会い


そして不二、菊丸、乾の3人がこっそりと夜の理科室に張り込んでいると一人の女生徒が入ってきた。その女生徒が三神涼子である。

「……ねぇ、そんな所に隠れてないで出てきたらどう?」
菊丸『えっ!?俺達隠れてるのバレてる!?』(コソコソ)
乾『そんなはずは…ここは入り口から死角になっていて絶対に見えないはずだ!!』(コソコソ)
「ほら、私はさっさと終わらせたいんだから出てらっしゃい!…理科室に潜む幽霊さん?」
霊「お前さん…俺が分かるのかい?」
「そりゃぁ、霊能者ですからね?」

涼子が出てこいと言ったのは隠れていた3人ではなく幽霊だった。この霊は涼子以外には見えていない。

「あんたが人体模型に取り憑いて悪戯してる霊なんでしょ?」
霊「あぁ、そうだ。」
「みんな迷惑してるからやめなさい。」
霊「ヤダね!みんな俺を見て慌てふためく……これ以上楽しい事はないよ。」
「うわっ…性格悪っ!…成仏の手助けしてやろうと思ってたのに…悪霊はとっとと封印しちゃいましょうかね!!」

涼子はお札を持って構える。

霊「はっ!俺の楽しみを奪われてたまるかー!!」

霊は人体模型に取り憑き涼子に襲いかかった。

菊丸『げっ!!人体模型が動き出した!?』
不二『やはり霊は居たんだね…。』
霊「小娘!覚悟しろー!!」
「この三神涼子様が!あんた如きにやられるかっての!!……封印!!」
霊「そんなー!!」

霊はあっさり封印されて札ごと燃やされて消滅した。

「ふぅ…これで校長から報酬が貰えるわ〜!いくら貰えるか楽しみ〜!さて次は………ねぇ!そこに隠れてる人達?出てくれば??」

こっそり見ていたつもりだったのだが涼子にはバレバレであった。
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