第52章 ラブコール?ラブラ◯ン?
『いや〜ゴリオとかカツローちゃん元気かなぁと思って久々にテニス部に顔出したらさ〜?部室のゴキブリホイホイがみっちりになってるって騒いでるから見せてもらったらお見事って感じで記念に貰ってきた!』
白石「そんなもん貰うなや!」
『だってここまで見事なのってそうそうお目にかかれないじゃん!!』
幸村「そうかもしれないけど……汚いから普通は持ち帰りませんよ。」
『あぁ、私って普通じゃないからね!』
白石「開き直っとるわ…。」
不二「涼子さん?それを処分する時はちゃんと袋に入れた方がいいよ?」
『え?みんな死んでるからそのままポイでいいんじゃん?』
不二「だって1匹生きてるのいるよ?」
『え?…………ギャー!!動いた上に脱出したー!!』
くっ付いて死んでいると思っていたゴキブリの生き残りが見事脱出したのである。
『あー!!逃げた!!周助っ!!忙しいから切るわね!!』
不二「えっ…まだゴキブリの事しか話してないんだけど??涼子さん!?」
こうしてせっかく繋がった電話も呆気なく切られてしまったのであった。
終