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私と彼と排球部。*short story*

第7章 *ホントの気持ち 【孤爪研磨】


私の片想いの相手、孤爪研磨は何に対してもやる気がなく、普段からボーっとしている。

そんな彼を好きになった理由はわからない。けれど、気づかないうちに何故か放っておけない私にとって特別な存在となっていた。

「おはよう研磨くん!!」

「…あ、うん。おはよう…。」

気だるそうにあくびをしながら彼は挨拶を返した。

…恐らく彼は恋愛に対しても興味がない。

…どうやったら振り向いてくれるかな…?

無い頭をしぼりにしぼってしぼりまくった結果、ある作戦が思いついた。

名づけて!「お色気ドッキドキ作戦!」

これを早速実行しようと思う。

まずは一つ目

「研磨くんっ」

肩を叩いて名前を呼ぶ

「…なに?」

「えへへ、呼んでみたくなっただけ」

極めつけの上目遣い

これでどーだ!!

「…そっか。」

…あれ?

想像してた反応と違う…。

いやいや!!ここはポジティブに!!よし、次の作戦に移ろう。

「ねぇねぇ」

また彼の肩を叩いてみる

ぷにっ

彼の頬をつついてみる。

「ひっかかったーっ(笑)」

「…」

あ、研磨君がちょっとむすっとしてる…

怒らせちゃったかな…?

「研磨くんごめ…」

言い終わる前にキスをされてしまった。




え?
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