第2章 中学生みたいな恋
〜♪ピンポ~ン♪〜
私のスマホにLINEが来た事を知らせる通知音が鳴った。
ん?誰だろ?
何気なくスマホを手に取りLINEの画面を開く。
「えっ?///」
送り主の名前を見て心臓が口から飛び出しそうになった。
「お、お兄ちゃん、お兄ちゃん、どどどどどうしよ」
慌ててテーブルで晩御飯を食べてるお兄ちゃんにLINEの画面を見せた。
「おっ!浅岡からじゃん。良かった、良かった。ちゃんと返事してやれよ?」
へ、返事って言われても何て送れば良いの?
どうしよ、まさか本当に浅岡さんからLINEが来るなんて思わなかった。
確かにお兄ちゃんには浅岡さんに連絡先教えて良いか聞かれたけど、本当にLINEが来るなんて微塵も思ってなかった。
会った時も全然、目も合わなかったし話せなかったし。
ドキドキする。
何て返事しようかな?
緊張する指で一文字ずつ打って行く。
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分かります。LINEありがとうございます。浅岡さんからLINE頂けて凄く嬉しいです
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こんな感じで良いかな?
よし、送信。