第6章 血 *R
傑とのセックスは最高だ。
今まで結構な人数と経験してきたつもりだけど、こんなにも甘やかしてくれて蕩けるようなセックスをするのは初めてだった。
ーーー何より傑の色気がヤバい。
「フッ、がこんなに甘えてくるとは。完全に毒牙にやられた気分だよ。」
『・・・毒牙〜?あんまり良い響きじゃないなぁ…。けど、、』
ん?と首を傾ける傑の首筋に口を寄せると、カプッと噛み付いた。
「ーーッ⁈」
突然の刺激に驚きの表情をする傑を見上げながら、私は挑発的な笑みを浮かべると、噛み跡をペロッと舐める。
『私の毒で他の女なんか目に入らなくなれば良い。』
もっと、、もっと、、私を愛して、、、。
私の空っぽの心を埋めて。
貪欲な私に応えるように、傑は再び私を組み敷いた。
その瞳は熱を孕んでいて、それだけで子宮がキュンと疼いてしまう。
「ーーーとっくにしか目に入らないよ…」
そしてまた私達は深く、激しく愛し合う。