第2章 焼肉と欲望 *後半 微Rあり*
硝子と2人になり、急に静かになると一気に寂しさが増し、ぎゅっとタオルケットを掴み鼻の上まで持ち上げた。
『硝子ぉ〜〜、何か子守唄歌ってよ〜。
それか私が寝るまでトントンしてよ〜。』
「・・急に甘えて何?どっか具合悪い?」
『・・・・悪くない。だって2人とも居なくなっちゃうんだもん。寂しいじゃん…。』
「何ソレ、子供じゃん(笑)
ってさ、普段は強気な癖に実はめちゃくちゃ寂しがり屋だよね?」
『う、、、、』
硝子に図星をつかれてしまう。
「フフッ、五条はそのうち帰ってくるし、私もいるから安心して寝なよ。
傑も言ってたけど、顔色良くないよ?」
『・・・・・分かった。』
目を閉じてしばらくすると、自然と眠気が襲ってきた。
何だかんだで胸のあたりを優しくトントンと叩いてくれた硝子のお陰か、それともタオルケットから僅かに香る五条の匂いのお陰か、、、、
ーーーー不思議と安心して眠りについた。