第8章 八神莉花誕生日特別ss

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『お父様、あの子は引き抜いていい？』
『お前のすきにしなさい』
『本当にいいの？優秀な子みーんな引き抜いちゃうよ？』
『それはそれでいいんだよ』
『お父様ったら…』
『じゃあ呼んでこようか』
『あ、一緒にいるあの子にも伝えたいことがあるの』

そう言って社長は別室に向かった。
別室で少し待ってると2人が入ってきた。

『ごめんなさいね、呼び出して。あ、お父様ありがとうございます。あとはこちらで話しますね』

社長は2人を座らせ扉を閉めた。

『はじめまして、MapleProject社長の財前類です。』
「MapleProjectって茉冬ちゃんの……？」
『まぁ、それはおいおい説明するね……』

そして本題に入る社長。

『そして八神さん。あなたはうちの事務所に来ない？』
｢え、私でいいんですか？でも月華咲の方が…｣
『あなたには話すね。あの子を見ていると私を見ているようなの。自分を殺してる。それはさせたくないんだ』
｢なるほど…あと気になってるのがMapleProjectの社長って茉冬ちゃんですよね？でもさっき財前類って…｣
『それも話すね！私幸村茉冬でもあるの、信じて貰えないかもだけど…』
｢いえ、どことなく雰囲気？が似てるなーって思ってたのでなんか納得しました！｣
『似てるって初めて言われた…。で、どうする？うちに来ない？』
｢こちらこそよろしくお願いします｣

そしてスムーズに色々と進み現在。

私は素敵な仲間に囲まれてあの日オーディションに来いと言われてた月華咲も一緒に今ステージに立ってる。

「莉花ー！！！！！」
「はーい！」

\ｷｬｰ/

「八神 莉花です！今日は思う存分楽しんでってね！」

私たちはまだ走り続けるよ。社長、ありがとう。



END