MapleProject〜Happybirthday〜
第4章 伊瀬海斗誕生日特別ss
…
「俺はアイドルなんかいいよ」
「海斗歌上手いんだしオーディションだけでもしてみたらいいじゃん!俺、海斗がアイドルになるなら1番のファンだからな!」
そんな会話が俺たちの耳に入ってきて気づいたら社長はその子たちに話しかけてた。
「ねえ、ちょっといい?」
「あ、はい…」
「私MapleProject社長の財前類。 せっかくオーディション受けるなら是非うちにきてみない?」
「メープルプロジェクトって……茉冬さんの……?」
「その秘密はオーディションに来てくれたら話すね。で、どう?」
「海斗!行ってこいって!俺聞いたことあるよ?メイプロってアイドル目指してる新人ちゃんが憧れてるって!こんなチャンスないと思うぞ!」
「俺でいいのかな?」
とまぁあれから月日は流れて今オーディションなわけだが……。
「類、彼は来てくれると思うか?」
「来るよ。彼歌って踊りたそうだったから」
「珍しくちゃんと自己紹介してたからな」
「次の子呼ぶよ?」
……
「伊瀬海斗です!あの日声掛けてくれてありがとうございました。」
「いえ、こちらこそありがとう。私の秘密、私が幸村茉冬なの。私を見てアイドル目指してくれる子増えたのは嬉しかったけど偽ってるのが嫌だった。そんな感じ!これからよろしくね!」
「え、俺まだ何もしてないけど」
「海斗くん私のお父さんのレッスン教室通ってるよね?」
「あ、雅之さんの……えええええええ?!」
「実は私あなたに声掛けたのは知ってたからなんだ」
「まて、俺知らないんだけど……」
「あ、紹介するね!あなたが入るグループのマネージャー鳳 優成。」
「鳳 優成、よろしく」
そして月日が流れて今、伊瀬海斗は楽しそうにアイドルをしている。
彼の過去が少し気になるが……社長なら大丈夫だと思っている。
UNIVERSEが楽しそうで俺は良かった……。
END