• テキストサイズ

月が欠けた日から…

第9章 真夏は青春日和


仕方なく、私はプールにみんなと向かった。泳ぐのは苦手だけど暗殺ならまだいいか。そんな考えが甘かったと後で後悔することも知らずに。カルマはいないが、りおたちがいるなら大丈夫だと言い聞かせ、寺坂くんの暗殺計画は実行されようとしていた。

「俺はお前が大嫌いでよぉ、ずっと殺したかったぜ。」

殺せんせーは舐めた顔をして寺坂くんを見ていたが、次の瞬間何が起こったのかも分からず水を塞き止めていた板が爆破し流されて言った。私は何も抵抗できずに水の中でぶくぶくと泡を吹いていた。

「あぅっ…んん…っんぁ」

私はずっともがいていたが、意識が朦朧としてなにか体が浮いたと思ったら、意識を失ってしまった。

(カルマ……たす、け……て。)
------------------------------------------
俺はなにか爆破する音に反応して、すぐに駆けつけたが、そこにはみんなの姿も水もなかった。ただ1人あいつがたっていた。

「俺は何も知らねぇ。なにもしてぇ。話がちげぇよ…。水から突き落とすって聞いてたのに…。」

それを聞いて全てわかった。こいつは自分の力じゃ何も出来ない。は泳げない。殺意がどんどん湧いた。

「なるほどねぇ。自分が起てた計画じゃなくてまんまと操られていたわけね。」

「いっとくが、俺のせいじゃねぇぞ。こんなことやらすやつが悪いんだ。みんなが流されたのも全部やつが悪い…!」

俺は何も出来ねぇこいつの頭に、が、みんなが流されたことを許せなかった。

「流されたのはみんなじゃなくて自分じゃん。何したいのか自分の頭で考えれば?」
/ 368ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp