第13章 恋焦がれ《サボ×エース》
心も身体もボロボロになったしまった私にサボはお構い無しに欲をぶちまける。
やっと終わったかと思えばサボは少し悲しげな表情をして「ごめん。やりすぎた。」なんて言う。
今更謝っても遅いのに…なんて思ったがもう話す気力もなく私は死んだように眠りについてしまった
―――
目が覚めるとサボが私を抱き枕にしている状態で眠っていた。
『今しかない…よね。』
サボを起こさないように腕をどかし、そのまま必要最低限のものだけをカバンの中に入れて家を出ていった。
1枚の髪を机の上に置き、スマホも置いて
探しても見つからないように徹底した。