第13章 恋焦がれ《サボ×エース》
「え〜!リンまだあのバーテンと付き合ってんの!?」
『ん〜まぁ何となく付き合ってる感じかな。、』
昼休憩に同僚のナミと彼について話す。
彼は有名なボーイズバーの人気キャストでNo.3まで登り詰めている。
《SABO》と書かれたトラックをたまに見かけることがあるくらい有名だ。
「あたしだったら絶対耐えらんないわ。付き合ってること内緒なんでしょ?」
『うん…ファンの人に怒られるから…』
その一言にナミは頭を抱えた。
確かにこんなの普通の人には理解できないかもしれない。