第4章 show me ショウミー
『惣右介…』
久しぶりに、夢を見た
貴方のいない孔を埋めるためか、どうかは然程興味はない
彼の人は虚を従え消え去った
瀞霊廷は回復しつつある
一部の死神を除いて。
「大丈夫か」
する事が無くて、だけど一人でいると彼がいなくなったと延々と気が沈みそうで、ただ、それだけの理由。
私が瀞霊廷をふらふらしていたのは
ただ、それだけの理由
『何がです』
挨拶はされても話しかけられるだなんて思いもしなかった
特に、
『日番谷さん』
この人から話しかけられるだなんて
「お前、藍染の付き人だろ」
『あぁ。別に、何とも。』
「何とも…?」
『私は雛森副隊長のようにそんなことで取り乱したりはしません。』
「っ、てめぇ、言い方ってのがあ」
『言い方、ですか。興味ありませんね。そんなものに。』
霉李は日番谷に目を向ける。
「っ」
氷より冷たい、ゾッとする目に日番谷は息を飲んだ
『…話は以上ですか?では失礼します。』
そういい足を出した
が、すぐに立ち止まる
『一つ』
霉李は顔を動かさず流し目を送った
『余計な心配は無用です。』