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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第7章 寂しさ




違和感を感じたのは出張に来て3日目の夜だった。


1日目は異動で疲れたのかすぐに眠りに付けたし、2日目はなかなかハードな任務内容にベッドへ入った瞬間爆睡していた。



だからだろうか。少し余裕の出来た3日目の夜に、私はやっとその違和感に気が付いたのだ。



何だか変な気分だった。ベッドで1人横になっている自分が。朝目が覚めて、そこに温もりがないという事実が。



今までそんなこと普通だったはずなのに、何ら疑問すら抱く事の無い当たり前の事だったはずなのに。



あ、そうか…悟が隣にいないんだ。


私は悟が隣にいないことを寂しいと思っているんだ。



1人寝転ぶベッド上でそんなことをふと気が付いてから、私の顔は真っ赤に染まっていたに違いない。



一緒に住んでから2週間。たった2週間だ。悟と毎日寄り添い眠っていたことが、私にとってはとても心地よく安心出来るものだったと言う事実に、私の胸はドクドクとうるさく音を上げた。



その後の私は多分ものすごくまぬけだったと思う。悟に抱きしめられている安心感を表現したくて枕を抱きしめてみたり。はたまた自分を抱きしめてみたりもした。


うん、違う。こんなことしなくても普通分かると思うけど…



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