第25章 初めての夜
両胸を柔く刺激されながら悟の舌が膣内へと捩じ込まれる。
「…ッあ」
あまりの刺激に半分泣きそうになりながら、私の足と足の間に身体を滑り込ませている悟の綺麗な白髪を無我夢中で抱きしめた。
「ふふっ、目がとろんとしてるね。かわい」
どこか嬉しそうな表情をする悟の下肢にも熱が集まっているのだろう、それは触れなくても分かるほど服の上から主張をしていて「服…脱いで…悟」と小さな声で呟けば、楽しそうに瞳を細めながらあっという間に服を脱ぎ捨てた。
白く綺麗な肌は傷ひとつなく、完璧なまでに鍛え上げられた裸体が月の光に照らされ色っぽく妖艶だ。
そして再び私の上へと覆いかぶさろうとする悟を、今度は私が静止してその身体をゆっくりと押し倒した。
そんな私の行動に悟はキョトンと目を丸めて見せると、すぐにその表情を変え「なぁに?ヒナちゃん積極的じゃない」と弾んだような声を出す。
「今度は私の番だよ」
「僕のこと、気持ち良くしてくれるの?」
「うん、上手く出来るかは保証できないけど…」
「それなら心配いらないよ、こうして君が僕の上にまたがってるだけで正直かなりヤバイから」