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sunflower

第4章 一大ニュース


成瀬家の結婚ニュースは瞬く間に世に広まった。
「ねぇ、蘭昨日のニュース見た?成瀬家の娘さんカホさんが結婚するってニュース」
「みたみた!お父さんなんかショック受けてたよ。ね?コナンくん」
呆れたように話す蘭、それをそのまま返すように同じくコナンも苦笑いを浮かべた。
「ハハそうだったね。昨日ニュースでいっばい報道されてたしね。」
「確か相手の人は公表されなかったよね?どんな人だろう?ねえ、園子ってカホさんと親しいんだっけ?相手の人どんな人だとか聞いてないの?」
華の女子高生だそういう話には目がない。
「それが何も教えてくれなくって、旦那さんもあんまりお喋りじゃないっていってたのよ。」
「え〜そうなんだまあニュースにはお見合い結婚って載ってたしね」
「....」
つまらなさそうな2人を横にコナンは成瀬財閥のことで沖矢との昨日の会話を思い出していた。


「で、話って何?赤井さん」
工藤邸に呼び出されたコナンはソファーに腰掛けた。
首元にある変声機のボタンを押し神妙な面持ちでコナンに視線をむける沖矢
「坊やを呼び出したのは他でもないFBIからの情報で黒の組織よりも厄介な存在が出てきたらしい。下手をすれば奴ら組織までもを潰せる力を持っている。」
「奴らよりも?!」
コナンは驚きを隠さずにいた
「ああ。前々からその情報は認知していた。表向きは社会貢献に励んでいるが、裏では違法な売買、密輸を行っている。だが核なる証拠中々掴めずにいた。だが俺たちFBIの構成員が情報を手に入れることができた。やはり我々の思惑通り奴らは黒だった。」
コナンは片唾を飲み込んだ
「その組織って、、?」
細く鋭い沖矢の目がコナンを捉えた
「成瀬財閥だ。」
「あの、成瀬財閥?!」
コナンは驚いた。無理もない成瀬財閥は日本でも知らない人はいない。政治家からにも厚い信頼を得ている一流財閥だ。
「それで本題は何?こんな話をしに僕を呼び出したんじゃないよね?」
その言葉に沖矢はふっと笑った。
「やはり坊やには敵わんな。そうここからが本題だ噂によれば成瀬財閥の娘が結婚を近々行うそうだ。そう、成瀬財閥の計画が刻一刻と進んでしまっている。」
「どういうこと?」
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