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ちょっとしたおはなしをしようか

第5章 𓇼𓆡𓆉 ⋆



カサッ
「·····」

『夜から開園する深海メインの水族館に行ってごらん。君が求めた"答え"が見つかるよ』

『何故··詳しいんだ』

『御真祖様から教えて貰ったんだよ。あの子と』


「御真祖様が友達かって···」

「ごゆっくりどうぞ」

チケットを渡して向かう場所は








"人魚姫"


(小さい時に兄貴が良く読んでくれた話だよな)

人間に憧れた人魚姫はいつも夜になると陸から見える光見に行った
そしてある嵐の夜に沈む人間を助けた


すたすた
(人魚姫は··王子に··あれ?この展開知ってる)

あの時
沈む俺の手を掴んだ




ゴボボッ··


「···今。思い出した」

とある"人魚姫"を俺は


『·······』


「彩華···さん」



















見つけた
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