第2章 出会いと別れ
父は国の安泰の為だ、と口癖
娘の気持ちすら考えてない私を唯の道具としか見てない。
コッコッコッ
(いっその事国から出ていこうかしら、誰にも見つからない国で慎ましく生きるのも私は憧れてる)
ガチャ
コッコッコッ
ぱかっ
(資金調達は特に問題ないわね)
コツコツ
(鳥?)
くるっ
「コウモリがいる!」
キィ
パタパタ··くてっ
「ピィー···」
ひょい
「真っ白なコウモリ、怪我してるのかな?」
✿✿✿
ぱちっ
「ぴっ」
「起きたかい?怪我は治しておいたから暫くこの部屋で休みなさい」
パタパタ
「ピィピィ」
(喜んでる、赤い目···ルビーのような···!)
『俺?俺はーーー』
「っ(何かが浮かんだ)」
「ピィ」