第4章 名前はまだない
『えーん!』
がさっ
『誰かいるの?』
びくーー!
『ハベロニアタナキーー!』
がさがさ
『よっと、君は迷子かな?うーん。近場にある保育園のお遊戯かな?ケガしてるんだね』
『あわ、あうあう···(ヒマリ以外の女の子初めて見たけど···)』
柔らかそう。
『ちょっと染みるけど我慢して···僕?』
あー···
『····』
はぷっ
『···!?』
はむはむ
『かめない』
『あの··僕?お腹空いたの?』
『一緒に来てくれる?』
そう男の子に手を引っ張られ歩いた先は···
✿✿✿
チュンチュン
「··朝?」
なんかちょっとした昔の夢を見たな···。
目を覚ますと自分の部屋という訳ではなかった
目を覚ますと天井は知らない和室
(あー··これが現実)
寝返りをうった隣には
どん★
「すぅ···すぅ····」