第2章 出会いと別れ
「屋敷の皆は生きてるよ、···俺と同じ吸血鬼になったがな。お前の父親は···っ」
(辛い顔···そうか)
さよなら
お父様
「大丈夫だよ、ロナルドくん。」
「あとお前が寄り添いを決めた王子様は···」
シュウウ····
「俺なんだ、あの屋敷でお前が俺を選べば一緒に生きていけると思ったんだ。でも時間食っちまった··ごめんな」
「ロナルドくん···」
ぎゅ
「····!」
「ずっと私を待ってくれたんだね。起きるの遅くなってごめんね····私を好きでいてくれてありがとう···」
「ーーーっ//、うん··うん」
棺桶から目覚めたお姫様は
一人の吸血鬼と出会い
恋をした
そして
「私の名前は"サヤカ"。私の名前·命を吸血鬼"ロナルド"様に差し上げます」
ぎゅーー···
「やっと名前が呼べる。サヤカ···サヤカ···」
とある国があった
とある国でひとりの人間と吸血鬼の"出会い"と"新たなる出会い"の始まり
カタン
「よし、お嬢様に話してこの話を後世まで残しましょうか」
"出会いと別れ"
❦ℯꫛᎴ❧