第8章 40Per
「?呪術戦0?」
「凄く魅力的な映画ですよ!きっと先生もお気に召します。後日レンタルしてきますね」
「··映画とか最近見てないな」
「なら見に行きましょうか!でも先生の見たい作品分からないです」
スっとサイトを開き作品一覧を見せる
(···何だか)
ほんとの恋人みたいな会話
(···作品ももう少しで終わる。もし作品が終えても一緒に住んでくれないか頼んでみようかな。でも)
もし彩華に俺とは違う男と付き合っていたり同棲していたりしたら···
俺よりもそいつと····
「···せ」
「····」
それ以上を···
「先生」
はっ
「あっ、ごめん」
「···作品のモデル役が上手くなくてごめんなさい」
「えっ」
「先生は必死に、彼氏として役を全うしてるのに私はまだ不慣れで」
がしっ
「そんな事ない!彩華は、俺のとんでもない約束を守ってくれてるし··ひとりが寂しくなくなったんだ··だから、そんな事言わないでくれ」
「··ごめんね、日出男さん」