第8章 【SAO】明日菜の徒然日記
アスナです。
最近…いや、前から薄々感じてはいたのですが…どうやら自分は周りから男だと認識されているらしいとです。
たしかに、動きにくいから髪は短めボーイッシュ。
背も女性にしては高い方だし胸は控えめスレンダー。
でも、声はむしろ可愛い方だと思っているし顔立ちだって美形だうっはぁー!それなりに自信をもっていたというのに。
…なに、このキリトの爽やか白バージョンみたいな衣装が悪いの?スカートじゃないとダメなの?
「モテる男はつらいな」とか「女にちやほやされてイイご身分だな」とか「兄貴(お兄様)って呼んでもいいですか」とかとか。
みんなして完全なる男扱いなので、ちょっと現実逃避の休憩がてら攻略組から外れたいなぁなんて思うとです。
自分がいなくなって少しは雑務に苦労しやがr……ごほっ、げほっん…いや、なんでもないよノドの滑りがちょこっと良すぎただけだよ。
方向性を盛大に間違えたなぁ…せっかく美人に生まれたのになぁ…………切ない。
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アスナです。
放浪の旅…もとい、休憩しようとβテスト仲間だったことがわかったキリトを誘ってのんびりクエスト達成しているとです。
ああ、楽しい…なんて楽しいのでしょうか。
これだ、ゲームの楽しさとはこういうものなのだよ。
死と隣り合わせな緊張感のない冒険…素晴らしいエクセレーント!!
…すみません、ちょっと興奮してしまったとです。
ところでさっきキリトくんから「俺たちのスイッチって、最強だよな」なんてらしくない台詞を照れと共に頂いたのですが。
……あれ、もしかして恋愛フラグ立たないんじゃないコレ?
(終わる)
(キリトとの間に親友フラグが立ちました!)
(ギルド衣装は目立つからと最低必要時しか着用しない、ショートカットに綺麗め男装ぱっと見は美少年、さぁどうしよう?な中身残念アスナ成り代わり)