第5章 新たなスタート
とりあえず、どうしようもないからって2人して自宅に帰った。
両親は優しくて大好き
以前の両親は私のことなんてそっちのけだったから…
自室に入って色々考えてみる
いきなりの事で2人でいた時はあまり考えられなかったことがこうして落ち着いた環境で冷静に考えてみると今の自分の状況がはっきりしてくる。
そっか…
転生したのか…
一度死んで転生した
転生っていうよりはトリップしたみたいな感覚
こっちには全く同じ容姿、性格のもう一人の私がいてお互いに私同士が立ち位置を交換したみたいな…
でも、違うんだよね
そうじゃない
私は確実にあの時に死んだ
身体にはしったあの痛みを私は忘れない