【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
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波がザザーッと押し寄せ、飛沫を上げる。
空は青。
しかし、なんだかすっきりとしない重たい青。
普通なら真っ白に見えるだろう雲も、彼には曇った灰色の煙に見える。
佐「………」
サスケの顔には涙の痕。
サスケはさっきまで立っていた岩の上に腰を下ろし、何もしないまま呆然と海と空を眺めていた。
ザッ
「ここにいましたか…」
突然、真後ろから聞こえてきた声に振り返る。
そこには鮫肌を担いだ鬼鮫の姿。
彼のその腕や頭には包帯がぐるぐる巻かれている。
鬼「この肌寒い時期にこんな所にいたら冷えますよ」
そう言いながらも、自分もサスケの隣に腰を下ろした。
しかし、サスケはそんな鬼鮫に見向きもせず、またぼんやりと遠くを眺める。
そんなサスケを見て、鬼鮫も同じように海を見た。
鬼「イタチさんのことですか?」
佐「!」
ハッとして鬼鮫を見ると、彼はクスリと笑う。
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