第24章 Dawn２０.動物と絆-真実-

それこそが今も木ノ葉に大きな爪痕を残す"１６年前の九尾の妖狐来襲"。


九尾を手懐け、コントロールすることができるのはうちはの瞳力だけ――…

つまり、この事件もうちはの者が引き起こしたに違いないと、暗部の頭―…"志村ダンゾウ"を始めとする、火影相談役―…"水戸門ホムラ"、"うたたねコハル"ら上役たちが勘繰った―――…





斑｢あれは自然発生的な、いわば"天災"だ。うちはは関係していない…｣





―――…しかし、あらぬ疑いがかけられた。


うちはが主権を狙い、反乱を起こそうとしたのではないかと――…



以降、うちはへの監視は暗部により更に徹底され、一族の居住地は里の片隅へと追いやられる。

まさに、隔離さながらの状態になってしまった。


唯一、三代目火影―…"猿飛ヒルゼン"だけはその処置に異議を唱えた。

が、他の上役たちがそれを認めなかった。


_