第24章 Dawn２０.動物と絆-真実-

マダラがたった一人反対する中、一族の者全員が休戦を望んでやまなかった。


そして、マダラは一族のリーダーとして、自分の思いと弟が犠牲になった無念を殺し、千手と手を組んだ。


それから程なく、千手とうちはの忍連合は火の国との協定にこぎつくことができ、一国一里の強固な組織が出来上がった。

これが火の国と木ノ葉隠れの里である。

このシステムをあらゆる国々が真似ていき、それに伴い、徐々に争いも鎮火していく――…


しかし、それはひとたびの平和にしか過ぎなかった。



木ノ葉が設立され、事が落ち着いてきた頃、里長―…初代火影の座を巡る争いが起こる。

再び、マダラと柱間は対立することとなった。


そして、火の国と里の皆が選び、初代火影となったのは…強い力と仁徳を備えていた"千手柱間"。

どう見ても、うちはが主権から遠ざかっていくことは明らか。


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