第24章 Dawn２０.動物と絆-真実-

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佐｢…ハァ…ハァ……。な…何だ…今のは…？｣


サスケの瞳がスゥーと普通の写輪眼に戻った。






｢イタチがお前に仕込んだ天照だ｣



佐｢！！｣


すると、ゆっくり立ち上がってきたマダラ。

彼は落ちた仮面を手に取ると、サスケにそのまま素顔を向けた。

マダラは天照を受けても平然としている。

サスケはただ唖然として目を大きく見開いている。


斑｢さすがイタチだ。ここまでの手を打っておくとはな…｣

佐｢………一体…何のことだ？｣


サスケは声を荒げると、マダラをギッと睨んだ。


斑｢お前に術をかけていたのだ。俺を殺すため…いや、お前から俺を遠ざけるためとでも言おうか｣

佐｢？｣

斑｢おそらく、お前が俺の写輪眼を見ると、天照が自動的に発動するように仕掛けたんだろう…｣

佐｢……だから………何の話をしてる？｣


サスケは話が全く読めず、また鋭い眼光を向けた。

マダラは気にも止めず、サスケの隣のベッドに腰を下ろす。


斑｢イタチは死ぬ前、お前に何かをしたはずだ｣

佐｢！｣


サスケはハッとすると、あの戦いでイタチの指が眉間に触れたことが頭をよぎった。


斑｢最後…お前のために己の瞳力をお前の中へ注ぎ込んだのだ｣

佐｢…何を言ってる……？一体…何が言いたい…？｣


動揺を隠せないサスケは声をビクビク震わせる。


佐｢……どうしてイタチがそんな事を[斑]｢わからないのか？｣｣


佐｢！？｣



斑｢お前を―――――｣


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