第24章 Dawn２０.動物と絆-真実-

――――――――――…



鈴｢これで大丈夫です｣

飛｢おう！ありがとな｣

蠍｢悪りぃな。助かった…｣


リンはみんなのケガの治療を終えると、ニコリと微笑んだ。


鈴｢あと、鬼鮫さんは…｣

泥｢鬼鮫の旦那ならどっか行っちまったぞ、うん｣

鈴｢そうですか…。まだ治療の途中なのに…。大丈夫かな…｣


リンは不安そうに顔を曇らせる。


角｢子供でもあるまい。きっと平気だろう｣

鈴｢そう…ですよね｣


リンは笑みを浮かべるが、明らかに引き攣っている。



｢｢｢………｣｣｣



それから、５人は何か考え込むようにうつむいてしばらく沈黙した。

誰もしゃべらず、部屋に静けさが広まる。


泥｢………イタチは…？｣


しばらくしてデイダラがその沈黙を破り、みんなは一斉に振り向いた。


泥｢イタチは…どうしたんだ？うん？｣

鈴｢イタチさんなら今ベッドで寝てます…。小南姉の治療の後、ずっとお兄ちゃんがついてるから心配ないと思います…｣

泥｢そ…そうか……｣


_