【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第22章 Dawn18.愛と誓い-決意-
あまりの高速攻撃に、偽暗を避けきれなかった白い衣の忍たちは地面にはいつくばっていた。
角都は少し焦げたような血まみれの死体を見下ろす。
杉「な、なんという威力…」
杉痃はというと、ギリギリ土遁で壁構築し、難を逃れた。
偽暗の明るさで思わず閉じていた目をようやく開ける。
杉「…!」
そうして、一瞬で自分の部下が全員やられてしまったことにようやく気がつく。
杉(50人もの人間を一瞬で…)
唖然とする杉痃は死骸の山の横に立つ角都の方へ目を向けた。
すると、彼の目に飛び込んできたのは、一つ一つ違った仮面をつけた黒い化け物4体。
今まで見たこともないその姿に、杉痃も目を見開く。
角都は首をゴキッと鳴らす。
角「雑魚は片付けたぞ、飛段」
杉(ま、まさかーー…)
飛「あーあァ、痛ってー…。痛てェけどちょっと気が晴れたぜ、角都」
飛段はメスを抜き取り、それは血みどろの彼の左手から地面に落ちた。
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