第21章 Dawn１７.愛と誓い-消失-

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小南は太い木の枝の上で、周囲を見渡していた。




――…｢小南、俺だ｣




突然、頭の中に男の声が響く。

ペインからの思念波だ。


小｢随分と早いのね｣




――…痛｢それだけ向こうが早く網にかかりに来てくれたということだ｣




小｢ふふ、そうね…。で、敵は？｣




――…痛｢敵は一人。位置はアジトから９時の方角だ。距離は約２km｣




小｢了解｣




――…痛｢無茶するなよ｣




その言葉を最後に、ペインとの思念波が途絶えた。




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