【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第21章 Dawn17.愛と誓い-消失-
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鈴「取って来ました!」
机の前まで来ると、仕事中のマダラに両手で本を差し出した。
斑「助かる」
次の任務計画を練っていたマダラは顔を上げて微笑むと、右手でペンを走らせながら左手でそれを受け取る。
すると、リンは"そういえば"と思い出したように、先程ペインに子供扱いまがいを受けたことをマダラに話した。
鈴「いつまでも小さい子じゃないのにさー」
リンが不服そうにぷくっと両頬を膨らますと、マダラは笑った。
斑「兄などそんなものだろう。いつでも弟や妹に手を差し延べたくなるものなんだよ」
マダラの言葉に、リンは眉をハの字にして困ったように口をすぼめた。
鈴「それは嬉しいですけどお兄ちゃんはなんというか…」
斑「まぁ…少し妹離れした方がいい所はあるがな…」
さすがのマダラも、ペインのリンへのあまりの過保護ように苦笑いを浮かべた。
リンも同じことを考えていたようで思わず苦笑してしまった。
2人は同じように苦笑いしていたのがなんだか可笑しくて、顔を見合わせ、しばらく笑い合った。
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