第20章 Dawn１６.自尊と涙

泥(ハハ…。足場無し！地雷源に落ちればどこかはもげるぜ！確実にな！！)



泥｢あ！？｣


サスケは先程の爆風に紛れ、地面に突き刺さっていた刀にグッと足をかけた。


泥(足場…！？)


サスケはそこから飛び上がると、ドラゴン目掛けて千鳥を限界まで伸ばした。



ズボッ



泥｢何！？｣

泥(届いただと！？)


そのまま左翼に突き刺さった千鳥で、ズバッと翼を切り離した。

左翼を失ったことで、ドラゴンのバランスが崩れる。


泥(刀をわざと地面に…！？地雷の有無を確かめ、足場を作るためにか！？)


グラリと大きく揺れ、傾いたＣ２の上で体勢を維持する。


泥(そうか！刀の真上!!!あの手裏剣の攻撃で刀の真上にオイラを誘い込み…チャクラ刀の届く最短距離を…！)


デイダラは下にいるサスケを睨みつける。

サスケは落下していくドラゴンを目掛け、また先程の大きな手裏剣を飛ばした。



ガッ



泥｢ぐあッ！！｣


二枚の手裏剣は目の前から、デイダラの腕にそれぞれ突き刺さった。


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