第6章 Dawn４.笑顔と思い

鈴｢もう！お兄ちゃんがちゃんと前見てないからでしょ！？｣


リンはまだ痛がっている飛段を見て、頭がグルングルン回っているペインに一喝する。


痛｢いや…リ、リンが心配で…｣


メンバーは苦笑いを浮かべ、溜息混じりに言う。


絶｢リンのことになるといつもこうだよね｣
　｢アキレル…｣

鬼｢リーダーも妹離れした方が良さそうですねぇ｣

泥｢またいつもの妹心配性か…うん｣


すると、目を回して倒れていたペインはハッと我に返った。


痛｢リン！ケガはしてないか！？…ってーー…｣


バッと起き上がったペインは目の前の光景に顔が引き攣った。


鳶｢こんな遅くまでどこ行ってたんスか？｣


いつの間にかトビはリンの近くに一緒にしゃがみ、怒ったような強い口調で言う。

冷たい雰囲気の彼に、リンは思わず背筋が凍り、声が震えてしまった。


鈴｢あ…えぇと…その、お二人に修業つけてもらってて…｣


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