第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

蝶｢ふぅ～…｣

鹿｢バカヤロー！あんな見え見えの挑発に乗ってどうする！？｣

蝶｢ご、ごめん…｣


チョウジは息を吐きながら尻餅をつくと、シカマルに一喝された。


鹿｢！｣


急にシカマルはチョウジの方を冷や汗をかきながら見つめた。

何かと思ったチョウジもハッとして振り返る。

そこにはほとんど気配を感じさせず、一瞬で目の前に来ていた角都の姿。


蝶｢…っ！｣


チョウジは慌てて立ち上がり、拳を突き出した。

しかし、角都はそれを片手で止めてみせた。

そして、片足を大きく振りかぶる。

角都はチョウジに避ける隙も与えず、一発一発が重い打撃を繰り出し、チョウジをすっ飛ばす。

地面にたたき付けられながら木の根本に激突したチョウジは、ぐったりとしてがくっと頭が下がる。

しかし、一息のつく間も与えず、角都はすぐさまチョウジにダメ押しの回し蹴りを入れる。



ドゴォオオオッ！！！



鹿.伊｢｢チョウジ！！｣｣


木に身体がめりこんだチョウジの顔面を、角都は地怨虞で伸ばした腕で掴み、そこから引きずり出した。


角｢フンッ…｣


_