第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

すると、角都の後ろから鎌を肩に担いだ飛段が現れた。


角｢飛段、無事か？｣

飛｢あぁ。なんたって俺、不死身だからなァ｣


飛段は"ふぅん…"鼻で笑いながらニヤリと口角を上げる


飛｢驚いたなァ…｣


その顔からはこの戦闘を楽しんでいるかのような表情も見て取れた。

カカシも冷や汗を額に流し、息を飲む。

すると、飛段は顔をしかめながらカカシを睨む。


飛｢この段取りで殺せなかったのはお前が初めてだぜ…。はたけ…カカシ…｣

角｢写輪眼で見切ったか…｣


角都がカカシをじっと見据えながら印を組んだ。


角｢なら、次のはどうだ？｣


後ろにいた赤い面をした化け物がユラユラと横に揺れながらカカシ達の方へと数歩進む。

無機質な面の口がガパッと開き、小さな炎を少しだけボフッと吐き出した。


角｢火遁:頭刻苦！｣








ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォオォオッッ！！！







波が押し寄せるように地面に落ちた火の球が一瞬で爆発的に燃え広がった。

周囲の枯れ木は業火に焼かれ、広範囲が瞬く間に焼け野原になってしまう。


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