第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

蝶｢うわぁッ！！｣

鹿｢くっ…｣


直撃したカカシや飛段はもちろんだが、近くにいたシカマルやチョウジ、そして木に隠れていたイノでさえもその竜巻に飲まれそうになる。

だが、威力は衰えずに全てを無に帰していった――…




しばらくして轟音と暴風が止み、静寂が包んだ。

地面はさっきの暴風にえぐられるように削られ、煙も舞っていた。

しかも、それが広範囲に渡っており、たくさん枯れた木々が生えていたにもかかわらず、今はほとんど残っていない。

しかし、攻撃前とほぼ変わらぬ位置にいる角都。



バチッ…
バチチチチチチチ………



一息のつく間もなく、角都の後ろの化け物の一体が身体に青い電気を走らせ始めた。


鹿｢来るぞ…｣


シカマルは茶色の巻物を取り出した。

電気は収束し、雷のように大きくなっていく。


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