第17章 Dawn１４.不死と願い-死神-

飛｢角都…てめーは手ェ出すな。こいつら俺の儀式用だ。金はてめーにやる｣

角｢それならいいだろう…。ただ気を抜くな。死ぬぞ｣


飛段は身体に刃が突き刺さったまま鎌を手元に戻し、地面に落ちたまだ新しい自分の血液をズチャと踏んだ。


飛｢だからーー…｣


飛段は嫌そうな顔で、ズゥーと自分の滴った血を足で伸ばしながら何かの図形を描いていく。


飛｢それを俺に言うかよ。殺せるもんなら殺して欲しーぜ｣


アスマたちはじっとその様子を見ている。


飛｢まぁ…無理かァ！？｣


飛段がそう言ったのと同時に、彼がいつも身につけているジャシン教のネックレスと同じ形をした真っ赤なシンボルが足元に描かれた。


猿｢俺が突っ込む…。隙をついて不死身男を影縫いで縛れ、シカマル｣

鹿｢それじゃリスクが高過ぎっすよ。アンタらしく無い…｣

鉄｢私も一緒に…｣


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