【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第17章 Dawn14.不死と願い-死神-
夏の終わり頃、飛段と角都のコンビは無事二尾を狩り終え、次なる目的地へ向かうべくゼツに二尾を託していた。
ズズズズズズ―――…
ドサッ
斑「ご苦労だったな、ゼツ」
絶「どうってことないよ」
広間に現れたゼツは二尾をアジトへ持ち帰り、乱暴に床に置いた。
二尾の人柱力―…"二位ユギト"は既に虫の息で瀕死の状態。
人柱力の中でも尾獣化をコントロールできるユギトをここまでにするとは、さすが不死コンビと言えるだろう。
鈴「飛段さんと角都さんは帰ってこないんですか?」
絶「アノ二人ハ賞金首狩リノ最中ダカラナ」
「外はかなり暑いからそのうち帰るよ」
小「あの二人のことよ。当分は帰って来ないかも」
絶「まぁ、飛段だけなら早く帰って来そうだけど」
「角都ハ粘リソウダナ」
ゼツは思わず苦笑する。
痛「俺と小南は里へ行く。その間に封印の準備をしておけとメンバーに伝えろ」
鈴「わかった」
リンは一度だけコクンと頷いた。
斑「こっちに何かあればお前らもすぐに帰って来い」
小「えぇ。そのつもりよ」
痛「じゃあ、アジトは任せたぞ」
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